昨年8月に粟国空港で着陸事故を起こし、那覇-粟国の定期航空便が約1年にわたって運休している問題で、運航会社の第一航空(大阪府)が来年7月にも運航を再開したいとの意向を県や粟国村に伝えていたことが8日、分かった。

 同社は今年3月、大阪航空局の事業改善命令を受け、操縦士の訓練体制の見直しなど11項目の事業改善計画を策定した。

 当初いた操縦士の辞職も相次いだことから、新規に操縦士を雇用。同社によると、操縦士の各種試験や訓練、座学教育などが順調にいけば来年夏ごろに運航が再開できる見通しという。

 今月にも大阪航空局と運航再開計画を詰める方針で、同社は運航停止前の1日3往復の運用を目指す。

 一方、昨年末に就航予定だった石垣-波照間(竹富町)、石垣-多良間の2路線について、同社幹部は「来年6月ごろに操縦士などの要員補充を考えている。訓練を考えれば2年後以降の就航見通しがある」と述べた。

 同社の運航を巡っては、粟国村内でも「安全性が軽視されている」と不信感が募っており、同社は運航再開のめどが付き次第、説明会などで理解を求める考え。