【台湾で知花徳和】県出身の音楽家が「原住民」と名乗る台湾の先住民族と交流を深め、共同で楽曲を制作する「島嶼音楽季2016」は17日、台湾東部の台東県桃源村でブヌン族と交流会を開いた。

自身が狩った鹿でつくった帽子をかぶり舞と歌を披露するブヌン族の古忠福長老(中央)ら=17日、台湾台東県桃源村

 ブヌン族は、台湾東部の中央山脈(平均標高2500メートル)の高地で暮らした民族。日本統治時代(1895~1945年)、政府の政策により、今回交流をもったパシカウ部落は、高地から標高約200メートル付近の現在の居住地に強制移住させられた。

 交流会では、ブヌン族の長老らが青や白を基調とした鮮やかな衣装をまとい、歓迎の舞と歌を披露したほか、準備された黒豚1頭を参加者の目の前で解体・調理、参加者に振る舞った。

 當山貴史さん(42)がアミ族の阿光さん(38)とともに、オリジナルソング「愛の歌」で感謝を伝えるとブヌン族の老女らがダンスで応えた。

 當山さんは「最高。いちゃりばちょーでーをやり返された。ツアーを通じて音楽は言葉と国境を超えると痛感している」と語った。