リオデジャネイロ五輪の男子柔道66キロ級で日本代表の海老沼匡選手と対戦したチャールズ・チバナ選手の祖父母の出身地・沖縄県読谷(よみたん)村では7日夜、親戚宅に3世代16人が集まり、テレビに声援を送った。チャールズ選手の祖父でブラジルに渡った故知花広繁さんの姉山内トヨさん(90)は両手を握りしめながら画面を見つめ、「広繁が生きていたら、どんなに喜んでいたことか。言葉では言い表せない思いです」と感慨深げに語った。

チャールズ・チバナ選手に「頑張れ」と声援を送る読谷村の親戚=7日午後11時半前、読谷村渡慶次・山内トヨさん宅

 観戦はトヨさん宅であった。チャールズ選手の初戦(2回戦)の相手は、こちらも金メダルを狙う海老沼匡選手。チャールズ選手は惜しくも敗れたが、親戚からは「よく頑張った」「まだ3位決定戦がある」とエールが相次いだ。

 広繁さんの教えもあり、ブラジルのチャールズ選手の親戚とは、祝い事や進学などで付き合いを続けてきた。トヨさんの次女・國吉京子さん(66)は「ブラジルとの絆は続いている。チャールズは私たちに夢を与えてくれた。ファミリーからまた五輪選手が出ることを期待している」と話した。

 チャールズ選手の祖父母は1958年にボリビアへ渡り、その5年後にブラジルへ移った。異国で厳しい生活を送りつつも、柔道一家として知られるようになり、チャールズ選手の活躍に一族の期待が寄せられていた。