【甲子園取材班】夏の甲子園に出場する沖縄県代表の嘉手納は、前橋育英(群馬)との対戦を2日後に控えた9日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海球場でシートノックや打撃練習など、約2時間かけて汗を流した。

守備練習で連係を確認する嘉手納ナイン=鳴尾浜臨海球場(渡辺奈々撮影)

ブルペンで投球練習する仲地玖礼=鳴尾浜臨海球場(渡辺奈々撮影)

守備練習で連係を確認する嘉手納ナイン=鳴尾浜臨海球場(渡辺奈々撮影) ブルペンで投球練習する仲地玖礼=鳴尾浜臨海球場(渡辺奈々撮影)

 大阪入りから9日目。最高気温35度、湿度63%と関西独特の蒸し暑さの中、実戦型の練習を繰り返した。打撃練習では走者を塁に置き、バッティングマシンから放たれる140キロ台のボールを打ち返した。

 シートノックでは甲子園の浜風を想定した守備位置を野手陣で確認した。また、「簡単なミスが出ると相手のリズムにのまれてしまう。取れるアウトをしっかり取ろう」(大蔵宗元監督)と、塁間での送球や三本間での挟殺プレーなどのスクイズ対策も行った。

 三塁手の比嘉花道は「早くランナーをアウトにできれば波に乗れる。内野陣を引っ張り、無失策で投手を助けたい」と意気込む。大石哲汰主将は「(前橋育英は)堅守でリズムをつくり、攻撃につなげてくる。少しのミスで一気に流れを持って行かれるので、一つ一つのプレーを確認しながら調整したい」と余念がなかった。

 嘉手納は大会第5日の11日、第3試合(午後2時半)に初戦を迎える。

■仲地、制球に手応え

 エースの仲地玖礼はブルペンで50球を投げ込んだ。低めへのコントロールを意識しながら、ツーシームやフォークなど、持っている球種全てを試した。ブルペンに入るのはきょうで3回目。蒸し暑さにも慣れ、「細かいコントロールができるようになってきた。投げるごとに良くなっている」と手応えを感じている。

 対戦する前橋育英(群馬)については、4番の小川龍成らクリーンアップを警戒。「低めの変化球も振ってくる。追い込んでからより低めへの投球を意識していきたい」と気を吐く。

 また、県大会で4回2/3を投げ、無失点に抑えた大城堅斗も投球フォームやコントロールを調整しながら30球を投げ込んだ。「(前橋育英は)体も大きく、当たれば長打になる。足も絡めてくるので、捕手の構えたところに投げられるよう、しっかり意識していきたい」と力を込めた。