【八重山】尖閣諸島沖の公海上で、11日に発生した中国漁船と大型貨物船の衝突事故。海に投げ出された中国漁船の乗組員14人のうち、救助された6人は海上保安庁のヘリコプターで石垣島に運ばれ、病院に搬送された。

海上保安庁のヘリから八重山病院へ向かう車両に乗り移る中国漁船の乗員=11日午後6時44分、石垣市真栄里

 乗組員6人は救助されてから約13時間後の午後6時半ごろ、石垣市真栄里のヘリポートに到着。救急隊員に誘導され、救急車などに乗り込み、県立八重山病院へ向かった。

 6人全員が白いTシャツに半ズボンで、はだしのままの姿。あごなど顔の所々にばんそうこうを貼った乗組員もいた。ヘリから車両まで自力で乗り込んでいた。

 海保によると、6人のうち2人は発熱症状や、胸の痛みなどを訴えているという。

 八重山漁協の上原亀一組合長(県漁連会長)は「海保が無事に救出してくれて良かった」と安堵。同海域での中国漁船の操業は日中漁業協定で認められていると説明した上で、「操業は違法ではないが事故はあってはならないこと。あの水域で沖縄側の漁業者の操業はないので直接関わることはないが、もし違法操業があれば毅然と取り締まりをしてほしい」と話した。