■6畳に2人で暮らす 

 アルバイトと学業に精を出すネパール人留学生たちは一体、どんな暮らしをしているのか。14部屋全てにネパール人留学生が住む専門学校が丸ごと借り上げたアパート(寮)を訪ねた。国際通りまで自転車で約10分、那覇市の幹線道路沿いにあり、1階には彼らの足である自転車がずらり。奥の階段を上り、2階のドアを開けると、留学生たちが出迎えてくれた。(デジタル部・與那覇里子、ライター・大橋弘基)

写真を拡大 【駐輪場にはそれぞれの自転車が並ぶ】

2階の入り口には、共同の靴箱。一つのフロアに4部屋あり、1部屋6畳ほどの広さに2人で暮らす。案内された部屋の棚には薬や書類が分類され、押し入れには、それぞれのスーツが1着と白のYシャツ1枚がかけられていた。ほかには、歯ブラシと洗面道具、毛布、スーツケースがあるだけのシンプルな部屋だ。

写真を拡大 【ドアを開けると長めの廊下がある。正面に1部屋、左手に3部屋並ぶ】
写真を拡大 【荷物は非常に少なく、整理整頓が行き届いていた】
写真を拡大 【かごには医薬品や電池などの生活必需品】


 

■家族を古里に残して留学

写真を拡大 【取材に応じる(左から)ディネッシュ ・チャウダリさん、ディタール ・サンディープさん、プラカシュ ・グルングさん】

 この部屋で暮らすディネッシュ ・チャウダリさん(32)は、妻をネパールに残し、15年に沖縄にやって来た。「勉強のために日本に来た。遊んだり、物を買ったりするためのお金はほとんど使わない」。居酒屋のホールで週6日アルバイトをして生活費を賄う。「世界一の日本のホスピタリティを学んで古里に帰ることが夢。今の目標はホテルや旅行業界の仕事に就くこと」と話す。家賃3万3千円は、ディタール ・サンディープさん( 21)と折半し、暮らしている。

写真を拡大 【ディネッシュさんがスマートフォンで妻の写真を見せてくれた。「早く帰って一緒に暮らしたい」】