沖縄都市モノレール「ゆいレール」の全15駅中、おもろまち駅や美栄橋駅など六つの駅で駅舎と屋外の歩道を結ぶエスカレーターやエレベーターが故障で使用中止となり、復旧まで最長であと4カ月かかることが12日、分かった。いずれも「修繕費用の算定に時間を要している」「部品が届いていない」などを理由に修理が始まっていない。おもろまち駅では5月20日からエスカレーター1基が止まったままで、県都市計画・モノレール課によると復旧のめどは「12月末」。最大7カ月間使えない計算になる。(社会部・知念豊、島袋晋作)

エスカレーターが故障し、階段でホームへ向かう利用者=12日、那覇市・美栄橋駅

 5月20~7月30日にかけ壺川、美栄橋、おもろまちの3駅のエスカレーターと牧志、古島、儀保の3駅のエレベーターが相次いで故障した。各駅とも1カ所のみの故障で、道路の反対側にある設備まで行けば利用できるが、高齢者や大きな荷物を持った利用者、障がい者らには負担を強いている。

 6月15日に故障した古島駅のエレベーターは「9月末」までの復旧を予定しているが、それでも使えない期間は3カ月以上。他の駅の復旧のめどは「12月末」で、6、7カ月間使えないことになる。美栄橋駅は「検討中」(那覇市道路管理課)で、めどが立っていない。

 おもろまち駅を管轄する県の担当者は、5月から故障しているエスカレーターについて「修繕に向けた予算算定から確保までに時間がかかった。メーカーの部品調達にも時間を要し、復旧まで約100日を要する」と、長期化する理由を釈明した。

 故障で使用中止となっているエスカレーターやエレベーターはいずれも改札から外側の「自由通路内」の設備で、部品の経年劣化が主な故障原因。開業から13年目を迎え、今後他の駅でも故障が出てくる可能性がある。沖縄都市モノレール社の担当者は、沖縄タイムスの取材に「お客さまにご迷惑をお掛けしている。早めに復旧できるよう、設備の管理者に要請したい」とコメントした。