名護市の屋我地島でアロハホテルを運営するナンマムイネイチャーリゾート(名護市、大朝将嗣オーナー)が10月、隣接する土地約1ヘクタールに沖縄県内最大級となるキャンプ施設をオープンする。将来的には空手や三線、琉舞などの団体も巻き込み、地元の人と触れ合いを重視した新しいスタイルのカジュアルキャンプを提案したい考え。リゾートホテルとは違ったやんばるらしいサービスを通じて、外国人観光客に対しても沖縄の多様な魅力を発信していく狙いがある。

総ヒノキのシャワールームトイレを備えたキャンプ施設=1日、名護市饒平名のナンマムイネイチャーリゾート

 キャンプ施設は沖縄海岸国定公園の特別鳥獣保護区内にあり、標高約20メートル。視界が360度開けており、日の出と日の入りも拝める。アロハホテル(敷地面積約1・32ヘクタール)を所有するトラスト(名護市、大朝将嗣代表取締役)が昨年10月に土地を購入し、約半年かけてテント8張り分のデッキなどを整備した。

 テントは折り畳み式で最大定員4人。高さ約1メートル、広さ約50平方メートルのデッキの上に設置する。各デッキに総ヒノキの小屋があり、シャワールームとトイレを備える。

 食事は隣接するアロハホテルのレストランやバーベキュー施設で取る。オプションとして、羽地内海に浮かぶ小島でのヨガ、森の中での豆腐作りや陶器作り、エコツーリズムなどをスタッフとともに楽しんでもらう。キャンプ施設に面したビーチからセーリングに出掛けることも可能で、慶良間地域で夏季のみ使われているという全長5・6メートル、全高5・3メートルの大型足こぎカヤックを常時貸し出す。悪天候や体調不良の場合は、宿泊場所をキャンプエリアからホテルに変更できる。

 宿泊価格は1テント当たり1泊平均約3万円(食事、アクティビティー別)。30代の個人外国客をターゲットにし、自然体験、文化交流などさまざまなメニューを提供することで3~4泊の滞在を目指す。

 大朝オーナーは「屋我地は観光施設にも近い。人と自然をつなぐ新しいキャンプスタイルで、既存のリゾートホテルとは違う楽しみ方を提案していきたい」と話している。