リオデジャネイロ五輪の卓球男子シングルスで、銅メダルを獲得したエース水谷隼選手は2013年から3年間、ナショナルチームの合宿で沖縄を訪れ、県内の子どもたちと一緒に汗を流した。卓球日本男子史上初のメダルという快挙に、子どもたちは「人間離れした技術に感動した」「ラリーの粘りを見習いたい」と喜びの声を上げた。(社会部・知花徳和)

水谷隼選手の快挙を喜ぶ外間スポーツ泡瀬営業所クラブのメンバー=12日、沖縄市泡瀬

 水谷選手は13年から毎年、ナショナルチームの合宿で来県。県内のジュニア卓球選手らを手ほどきする会に参加したほか、高校生と1セットのチャレンジマッチでプレーするなど、世界レベルの技術を伝え、交流を深めてきた。

 12日、沖縄市泡瀬の卓球クラブ・外間スポーツ泡瀬営業所で練習していた前原高2年の前原由海さん(16)=沖縄市=は昨年、宜野湾市で水谷選手のプレーを見たことがある。

 五輪をテレビ観戦し「水谷さんのラリーでの粘りは世界トップクラス。前方でプレーする得点パターンもすごかった」と興奮気味。前原さんとペアを組み、中国総体に出場したばかりの同校2年の伊佐真旺さん(16)=北谷町=も「ラリーやサーブ、全てにおいて人間離れしている。五輪選手のように、ミスのないプレーヤーになりたい」と刺激を受けた様子だ。

 同じく県代表として全国大会出場経験のあるコザ高3年の仲宗根深月さん(17)=北中城=は「どんなボールにも食らいつく姿が印象的。水谷選手に直接、銅メダルおめでとうと伝えたい。大学に行っても卓球を続ける」と声を弾ませた。