【平安名純代・米国特約記者】全米120支部、8千人以上の会員を擁する米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」は11日、米カリフォルニア大学バークレー校で第31回年次総会を開幕した。1月末に設立されたばかりのVFP琉球沖縄国際支部(VFP-ROCK)も初めて参加。ダグラス・ラミス会長は、「名護市辺野古の新基地建設と高江の二つの闘いを抱えた現状は厳しいが、この闘いに必ず勝つ」と述べ、総会を通じて米国で支援の輪を広げる意欲を示した。

「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」総会に参加した琉球沖縄国際支部のメンバーら

 この日は、元米国防総省職員でベトナム戦争の内幕を記した最高機密文書(通称ペンタゴン・ペーパーズ)を内部告発してニクソン政権を失脚に追いやったダニエル・エルズバーグ氏も参加。琉球沖縄国際支部の初参加を歓迎した。

 13日に開催される会議では、同支部が提案している新基地建設計画の中止を求める決議案と東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止を求める緊急決議案が審議されるほか、14日に開催される分科会では、ラミス会長と同支部準会員の真喜志好一氏が辺野古と高江の現状を報告する。

 VFPのマイケル・マクファーソン事務局長は沖縄タイムスの取材に対し、米軍属の男による暴行殺人事件や新基地建設計画など在沖米軍基地を巡る問題への認識を示した上で、「われわれ一人一人が沖縄の問題とどう関われるかが問われている。自分の問題として捉えられれば支援の輪は広がる」と述べ、協力する姿勢を示した。