【嘉手納】嘉手納高体育館には野球少年や卒業生ら約300人が詰め掛け、追い上げた七、八回はひときわ大きな歓声が上がった。敗れたものの「諦めない姿勢に感動した」「夢をありがとう」など、選手たちをたたえる声が相次いだ。

甲子園で熱戦を繰り広げる嘉手納ナインに声援をおくる地元少年野球部のメンバー=16日午前、嘉手納高校体育館

 野球部員や多くの父母が甲子園入りし、同校での応援の穴を埋めたのは野球少年たち。メガホンを打ち鳴らし「さあ行こう」「一気に決めろ」と盛り上げた。嘉手納ライオンズで、嘉手納小4年の山内希斗君は「悔しい」と肩を落としたが、八回の4点に勇気付けられた。

 エンジ色のTシャツで応援した卒業生の津波古彩乃さん(30)は「最後まで諦めない姿勢が伝わり、こちらも諦めずに応援できた」。町水釜出身の上里ヤス子さん(94)は沖縄市のデイサービス施設から車いすで駆け付けた。「嘉手納高に優勝してほしかった」と残念そうだった。