全日空(ANA)が2014年から夏季(7月中旬~8月末)に週6便運航している羽田―那覇の深夜便(ギャラクシーフライト)が好調だ。14年の利用者は1万6千人、搭乗率は82%。15年は利用者2万7300人、搭乗率87%。3年目に入ったことしは搭乗率、利用者数とも昨年並みを見込んでいる。

全日空(ANA)の旅客機

 夏季は搭乗需要が高まるが、過密な那覇空港では便数をなかなか増やせない。そこでANAは14年、深夜のベリー便(旅客機の床下スペースに貨物を入れて運ぶ貨物便)に乗客を乗せることで需要に応えることにした。15年からは客室専用便に変更。バスやモノレールの運行がない時間帯の着陸に合わせて県ハイヤー・タクシー協会に配車を依頼したり、県内24カ所以上のホテルで午前2時以降のスーパーレイトチェックインを可能にしたりといった工夫をしている。通常の約3分の1程度(お盆の時期を除く)に抑えた料金も強みだ。

 下り便(午後10時55分羽田発、午前1時40分那覇着)は仕事帰りにそのまま沖縄旅行へ出掛けたいと考える若いビジネス層に好評。上り便(午前3時半那覇発、午前5時50分羽田着)は、沖縄を訪れた観光客が深夜まで滞在できるメリットがあるほか、羽田に到着後そのまま出勤できるメリットもあるといい、新しい旅のかたちを提案している。