沖縄市の移民や戦後の引き揚げに関する特別企画展「移民・引揚げ・インヌミ そして…」が、市中央のパルミラ通りにある戦後文化資料展示室「ヒストリート2」で10日から始まっている。当時のパスポートや渡航許可書など写真も含めて約200点を展示している。10月30日まで。

ヒストリート2で開催されている特別企画展「移民・引揚げ・インヌミ そして…」=〓日、沖縄市中央

 10月に開催される第6回世界のウチナーンチュ大会を前に、市の移民の歴史について知ってもらおうと市史編集担当が企画。戦後、現市高原に設置されたインヌミ収容所(キャステロ海外引き揚げ民収容所)開設70周年を記念し、引き揚げに関する資料や統計データなども掲示している。

 同担当によると、沖縄県の移民の数は約6万7650人で、広島県に次いで2位という。第1次世界大戦後の経済の落ち込みで基幹産業の砂糖の価格が暴落した影響などから、沖縄からハワイ、ブラジル、ペルーなどへ出稼ぎに行った県民が多いという。

 同担当者は「移民先からの引き揚げ者や戦後のインヌミ収容所の様子も知ることができ、ストーリーのある展示内容となっている。多くの人に足を運んでもらい、移民や引き揚げについて知る機会にしてほしい」と呼び掛けた。

 入場無料。火~日曜日(午前11時~午後7時)。月曜・公休日は休館。