【久高泰子通信員】パリでアルゼンチンタンゴが盛んだ。今や1年365日、パリのどこかでこの踊りを見ることができる。クリスマスや正月も宴会場やダンス会場はもちろん、小さな空き地と見れば踊り場になってしまう。

タンゴ指導者のアラン・ブーニニさん

 10年ほど前は、タンゴは正式なダンス教習場と、セーヌ川沿いにある半円形セメント地での夏の無料講習が踊り場だった。しかしタンゴ熱は急激な勢いで燃え上がり、指導者も急増。公園の小さな空き地や日曜日の閉まった商店街の通路などでタンゴを踊る人々が増えた。

 今回のウチナーンチュ大会に、パリ在住のアルゼンチンタンゴ指導者、アラン・ブーニニさんが来沖する。大会ではアルゼンチンタンゴのデモンストレーションを披露、小学校での交流会などで指導しながら交流するという。

 アランさんは仏国電気会社国際部所を3年前に退職。現在、パリ市管轄の「パリ退職会」で退職者たちにタンゴを指導している。沖縄では「新老人会沖縄支部」と交流するほか、同支部と「パリ退職会」の姉妹協定を結びたいと意欲を燃やしている。

 アランさんは沖縄の人々の長寿を守る秘訣として、「タンゴに禅的要素を加える」という持論を展開。病気の予防、健康保持と元気な生活法として広めたいとしている。さらにタンゴの曲だけではなく、沖縄の音楽にも乗せて踊るという。