うるま市田場の住宅街にある、緑が茂る庭に囲まれた古民家「さんさなーkitchen」。古い沖縄の住宅を改装した、昔ながらの懐かしい雰囲気の中でワインと食事が楽しめる店だ。店名の「さんさなー(セミ)」が表す通り、客席から見渡せる庭から時折、涼しげな虫の声が響く。

厚切りベーコンのマスタード添え

「さんさなーkitchen」の場所

昔ながらの沖縄の雰囲気が感じられる店構え

厚切りベーコンのマスタード添え 「さんさなーkitchen」の場所 昔ながらの沖縄の雰囲気が感じられる店構え

 店主は地元田場出身の宮城太作さん(34)。20代の頃に京都市の飲食店で腕を磨き「ワインに合う食事を安く、楽しく食べられる店を」との思いで昨年7月にオープンした。

 「古民家でワインが飲めるなんて意外でいいでしょ」と楽しそうに笑う。

 メニューは季節や客の要望に合わせてマイナーチェンジを続けている。

 うるま市産の島唐辛子を使った調味料「島ネロ」を利かせた「ハバネロと島ネロのチキン」(780円)は、辛さの中にもうまみがあり、ワインが進む一品。レギュラーメニューの「厚切りベーコンのマスタード添え」(680円)や、ガーリックとハーブの香りが食欲をかき立てる「生ハムとチーズのサラダ」(580円)も人気だ。

 「自分もお客さんもわくわくできる空間にしたい」と、庭先で盆踊りなどの行事も季節ごとに開催している。

 9月3日には、島ネロ開発者でうるま市在住の大島東修さんやソルトコーディネーターの青山志穂さんと企画した「ワインと塩と唐辛子」を楽しむイベントがあるという。

 「小さな店だけど、だからこそお客さんを喜ばせる工夫ができ、要望に応えられる『小回りのよさ』がある」と宮城さん。腕を振るい、心も体もくつろげる時間をつくり出している。(中部報道部・松田麗香)

【お店データ】うるま市田場1093。営業時間は午後5時半~午前0時。日・月曜定休。駐車場あり。電話090(4470)5074。