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  • 那覇空港拠点の国際貨物ハブ。アジア路線を9都市に増やす
  • 運休していた広州─那覇路線を、需要が見込めるため再開する
  • 一方、那覇から成田、関西への路線は機材の小型化や減便へ

 那覇空港を拠点に国際貨物ハブ事業を展開するANACargo(外山俊明社長)は10月30日から、運休していた広州(中国広東省)から那覇への片道路線を再開し、国際貨物ハブのアジア路線を9都市に増やす。一方、那覇から成田、関西への片道路線は機材の小型化や減便でそれぞれ搭載量を減らす。ANAホールディングスが24日に発表した。担当者は「需要に基づいて路線を再編している」と話した。

貨物を搭載するANACargo便=2014年、那覇空港貨物ターミナル

 広州―那覇は週6便を運航する。アモイ(中国福建省)―那覇の新設に伴い、昨年10月から運休していた。中国からの需要が見込めるため、再開に至った。那覇―シンガポールは週6便から、週5便に減らす。

 那覇―成田は、日本貨物航空の大型チャーター機から、自社便に切り替え、搭載量をこれまでの半分に減らす。便数は週6便から7便に増やす。関西―那覇は週12便を週6便に半減させる。

 1日の貨物搭載量は、那覇からアジアの各都市向けは350トンと変わらず、アジア各都市から那覇向けは2割増の300トン。国内都市は、那覇発が2割減の150トン、那覇着が3割減の200トンとなる。

 国際貨物ハブは、貨物専用機で沖縄を拠点に日本とアジア各都市を結んでいる。今回の路線再編でネットワークは成田、羽田、中部、関西の国内4都市と、ソウル、青島、上海、香港、アモイ、シンガポール、バンコク、台北、広州のアジア9都市になる。

 ANAグループは中国の景気減速などで、主力の自動車や電子機器の部品の輸出が伸び悩んでいるため、成田―広州の往復路線を減便するなど、全体的に搭載量を減らす。