【てい子与那覇トゥーシー通信員】米国南部ジョージア州ダルトン市で5月19日から3日間、剛柔流範士の久場良男さん(69)が空手セミナーを行った。空手道場「天地道場」で空手を指導するミッキー・ブロックさんが主催。

久場範士のセミナーに参加した各国の空手家。中央が久場良男範士=米ジョージア州

 久場範士は沖縄伝統空手道振興会の理事を担うなど活躍しており、米国、カナダ、メキシコ、英国、アイルランドなどの空手家が同道場へ集合。かつて、沖縄県立武道館で久場範士の講習を受けた空手家たちが大半だった。

 久場範士と通訳の金澤美和さんは同日、ブロックさんや各国の空手家らから大歓迎を受けた。「メンソ~レ」「いちゃりばちょ~で~」の二つのサインで迎えられ、空手家80人のほか同市のデニス・モック市長とヴァネル市長のアンソニー・ホゥルシーさんが、会場に久場範士と受講者らを表敬訪問した。

 ブロックさんはこれまでに沖縄を20回ほど訪れており、今年も12人の門下生らと沖縄での夏の国際セミナーへ参加する計画だ。「沖縄空手の神髄から離れてスポーツ化された空手ではなく、伝統空手を学んでほしいと、沖縄へ連れて行く」と話す。

 久場範士は沖縄空手道拳法会宗師範で、設立した「拳武館」が当会の本部道場。剛柔流だけでなく他流派の道場も所属し、流派の違いを超えて空手を愛し、範士を尊敬する人々で構成された組織だ。

 3度目となった米国セミナーについて久場範士は「黒帯レベルに達していない参加者が目立った。剛柔流の参加者が少なめだったが、レベルアップが必要。協力したい」と厳しくアドバイスした。