みるみる顔つきが変わり、語る言葉も力強くなっていった。実現型ディスカッション企業「がちゆん」と本社が21から3日間開いた主権者教育イベント「夏の政治キャンプ2016」で若者の成長を目の当たりにした▼政治キャンプは、学生や社会人ら17人が「LGBT」「福祉」「観光」の三つのテーマに分かれて議論し、8案の請願書をまとめた。実際に、県議会に提出する運びになっている▼初日は、学食で話しているような雰囲気でとりとめもない話題が飛び交っていた。2日目以降、本社デスクや県議会会派代表と意見交換を重ね、ピリッとした緊張感が増していった▼請願書提出を企画したのは、がちゆんの国仲瞬社長と本社デジタル部の記者である。本気で地域の課題を知り、改善に向けて行動を起こすことが狙いだ▼キャンプを見学した照屋寛之沖縄国際大教授は「身の回り、暮らしすべてに政治が関わっている」と話した。主権者教育の本来の目的は投票率を上げることではなく、社会の問題に主体的に向き合う姿勢を育むことにある。参院選後も取り組みの継続が求められている▼参加者から「なにか変えられるきっかけになると思えば感無量」という声が上がった。27日付本紙14、15面に特集が掲載されている。意識の高まりと自信を得た若者の顔が並んでいる。(与那原良彦)