【うるま】拡張型心筋症を患い、早期の心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1歳7カ月)の募金活動が広がる中、26日までに約8700万円集まったが、目標額の約3割にとどまっている。県民へのお礼回りや支援の呼び掛けのため沖縄を訪れている父親の孝樹さん(30)=横浜市=に聞いた。

娘・陽茉莉ちゃんの支援への感謝と協力を呼び掛ける父親の孝樹さん=26日、うるま市

娘・陽茉莉ちゃんの支援への感謝と協力を呼び掛ける父親の孝樹さん=26日、うるま市

 -昨年11月から補助人工心臓を付けて闘病を続ける陽茉莉ちゃんの体調は。

 「少し前まで医師から食事も止められていた。せきも続き、悪い状態が続いて心配したが、1週間前からようやく食事ができるようになり、いい状態がキープできている。笑顔を見せることも多くなってきた。『みんなが陽茉莉のために頑張ってくれているよ』と伝えている」

 -県内でも支援活動が広がっている。

 「関東で先に活動を始めたが、趣旨を理解してもらえず、苦しい時期もあった。その後の沖縄での記者会見から、同級生や友人、知人など多くの人が支援してくれて、報道もしてもらった。沖縄に来て、皆さんの活動を目の当たりにして幸せだと思った。本当に感謝している。同時に、娘を元気にして、皆さんに見てほしいとの思いが強くなった」

 -目標額にはまだ届かないが。

 「11月に渡米ができるよう目指している。国内では小児用の補助人工心臓の装着は数例しかないが、海外では数年前から使用されており、データでは装着から1年を超えると命の危険性が高まる。そういう状態になる前に達成したい。沖縄にいる間は多くの人にお会いして直接お礼を言いたい」

 -県民へメッセージを。

 「活動を始めた時の心境は、身勝手なお願いをという気持ちだったが、今は自分たちと同じように、娘の健康を願ってくれる皆さんの願いでもある、と感じている。なんとしてでも元気にしてあげたい」(聞き手=中部報道部・赤嶺由紀子)