沖縄県議会に請願書を提出することを目標に8月21日から始まった「夏の政治キャンプ」。最終日の23日は、若者たちと県議会議員がガチンコで議論した。「この内容で議会を通るのか」「書き方はこの形でいいのか」。請願書のブラッシュアップと社会課題について2時間、熱い議論が繰り広げられた。3日間かけて練り上げた請願書も紹介する。(デジタル部・與那覇里子)

 政治キャンプの趣旨に賛同し、駆けつけてくれた沖縄県議会の6会派の代表。花城大輔(自民)、次呂久成崇(社民・社大・結連合)、新垣光栄(おきなわ)、比嘉瑞己(共産)、金城泰邦(公明)、大城憲幸(維新)の各議員。

 

 現役議員の目に、若者たちの請願書はどう映るのか。それぞれが6グループ全てを回って議論した。

 ■LGBT専用トイレマークを作りたい
LGBTチーム。請願についてプレゼンを始めた。
 沖縄高専5年の大城立津也さん「毎日新聞の調査では、LGBTと呼ばれる人々の25.4%が排泄物障がいを経験している。トイレに関して、身体と精神の性別の違いで使用が困難な人もいる。学校や公園、県の施設にLGBT専用のトイレを設けることや、既存の多目的トイレをLGBTにも使いやすくするための専用のマークの掲載を推進したい」。
 
 金城議員「このアイデアは最高。LGBTだけでなく、重い病気の人も使えるようにしたい。見た目でLGBTや病気を抱えていると分からない人もいる。LGBTも障がいと捉えれば、トイレへの専用マーク導入の請願は効果があると思う」

 

 大城さん「就職活動においても多くの問題がある。LGBT問題に関わっているNPO法人『ReBit』によると、カミングアウトしたことで面接が拒否又は中断されたという事例が報告されている。請願では、民間企業に対して、人事採用の際に履歴書の写真掲載と性別記載欄をなくしてほしいことを求めたい」

金城議員「これはちょっと引っかかる。今の社会情勢の中で、すぐに変えられるのか。そもそも、証明写真で普段の自分を見せたいと思うのか」

 大城さん「就職すると、20年も30年も会社で働いていくことになる。会社に入って、カミングアウトして居づらくなるよりも、会社に入る前に知ってもらって、受け入れてもらいたい」

金城議員「まずは、行政から先に導入を検討してもらってはどうか。その後に民間企業という流れなら、民間も取り入れやすいのではないか」