リオデジャネイロ五輪で活躍し、4位入賞を果たした男子重量挙げの糸数陽一さん、女子バレーボールに出場した座安琴希さんが28日、県内で地元の人々と触れ合い、交流を深めた。

リオ五輪の重量挙げ男子62キロ級4位の入賞報告会で出身の久高島を訪ね、島民から握手を求められた糸数陽一さん(中央)=28日、南城市

 【南城】リオデジャネイロ五輪の重量挙げ男子62キロ級日本代表で4位入賞した糸数陽一さん(25)=警視庁=が28日、大会後に初めて出身の南城市久高島に里帰りし、島民から「おめでとう」「頑張ったね」と祝福された。公民館で開かれた報告会では、2020年東京大会でのメダル獲得を誓い、駆け付けた約60人は「楽しみが一つ増えた」と喜んだ。

 糸数さんは「入賞は島の皆さんの応援のおかげ。リオでは体操の内村航平選手や陸上のボルト選手を見て、刺激を受けた。東京五輪ではメダルというお土産を持って里帰りしたい」と抱負。西銘正博区長は「陽一は島人(しまんちゅ)の誇り」と喜び、区民らと乾杯した。

 14日の帰国後、忙しい日程の合間を縫って里帰りした糸数さん。島に着いた足で「照子おばあ」と慕う親戚の西銘照子さん(79)宅を訪ね、仏壇に手を合わせてけがなく大舞台に立てたことを報告した。

 本島へ向かう船に乗り込む際には、島の子どもたちが手作りした紙製の「東京五輪金メダル」を受け取るなど、終始笑顔。3時間ほどの滞在ながら古里の温かいエールに英気を養った様子だった。

 【うるま】バレーボール女子日本代表でレシーバーとしてリオ五輪に出場した、うるま市出身の座安琴希選手(26)=久光製薬=が28日、伊波中学校で中学バレーボールJOCジュニアオリンピック県選抜メンバーに指導した。中学生らはあこがれの五輪選手の言葉を聞き逃すまいとの表情で、真剣に耳を傾けていた。

 JOCジュニアオリンピックは、座安選手も高江洲中時代に選抜メンバーに選ばれた中学バレーボールの全国大会。座安選手はレシーブ後の体の動きなどを具体的に指導し「中学生で全国の舞台で戦える機会は多くない。貴重な経験を大事にして」とアドバイスしていた。

 座安選手と同じレシーバーの川満愛優(あゆ)さん(15)=石垣第二中3年=は「座安選手を間近にして緊張したが、たくさんアドバイスをもらえてうれしい」と笑顔だった。