来県中の鶴保庸介沖縄担当相は30日、沖縄振興政策の方向性で、県内で深刻化する子どもの貧困対策を最重要視する考えを示した。鶴保氏は「子どもたちに自分で夢を切り開くチャンスがあることを、政治は知らしめないといけない」と指摘し「貧困の再生産の鎖を断ち切りたい」と決意を述べた。帰任前に那覇空港で記者団に答えた。

視察を終え記者の質問に答える鶴保庸介沖縄担当相=30日午後、那覇空港

 県内の公共交通の課題として、モノレールを利用する入域観光客数の増加に触れ「予想されるインバウンドの数から考えると、危機的状況になる。増強に力を入れていきたい」と述べ、車両数や運行本数を増やす必要性を強調した。

 鶴保氏は30日午前、那覇市の沖縄総合事務局を訪れ、課長級以上の職員約50人に訓示した。沖縄振興の位置付けについて「安倍政権にとって地方創生の試金石だ。真の意味で沖縄が振興できるよう、皆さんと一緒に知恵を絞りたい」と語った。

 そのほか、那覇・浦添両市のモノレール延伸予定地や、那覇市の小桜の塔、対馬丸記念館なども訪れた。