【石垣】石垣市の石垣島天文台などで3~5日にあった研究体験企画「美ら星研究体験隊」(美ら研)で沖縄県内の女子高校生が発見した天体に、国際天文学連合小惑星センターがこのほど、小惑星としての仮符号「2016 PH14」を与えた。新発見の天体に付ける暫定的なもので、観測を継続し、早ければ4年後にも新天体として正式認定される。

「美ら星研究体験隊」で八重山高校と普天間高校の生徒6人が観測した新天体候補の小惑星(石垣島天文台提供)

仮符号が与えられた新天体を観測した美ら研の「むりかぶし班」のメンバーら(石垣島天文台提供)

「美ら星研究体験隊」で八重山高校と普天間高校の生徒6人が観測した新天体候補の小惑星(石垣島天文台提供) 仮符号が与えられた新天体を観測した美ら研の「むりかぶし班」のメンバーら(石垣島天文台提供)

 石垣島天文台(宮地竹史所長)によると18日発行の国際天文学連合小惑星センターの回報に記載され、「世界中に発表された」。

 宮地所長は今後4年間の観測で正確な軌道などが確認できれば正式登録されると説明。「新天体発見は厳しいが、高校生が頑張ってくれた。新たな小惑星は太陽系の起源を研究する上で重要。可能性はかなり高く、今後は世界中で観測されるだろう」と期待した。

 仮符号は3夜以上の観測を経て、天体の位置を知るため必要な軌道要素が確定した場合に与えられる。

 発見メンバーは、八重山高2年の前三盛ひまりさん、亀井悠李菜さん、渡久山瑚子さん、前盛仁美さん、松浦雅さんと普天間高2年の山内夏さんの6人。3~4日に石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡で観測し未登録の新天体3個を発見。同天文台が確認観測を続け、うち1個が登録された。

 「美ら研」は国立天文台が2005年から主催。08年には当時の高校生が発見した小惑星2個が正式認定され、公募で「やいま(八重山)」、「あやぱに(綾羽)」と命名されている。