【石垣】環境省那覇自然環境事務所は31日、石垣島と西表島の間にある国内最大のサンゴ礁「石西礁湖海域」で7~8月に実施した調査結果を公表した。調査35地点で約9割のサンゴの白化現象を確認。約3割は完全白化か死亡した群体が占めた。今後、保全に向け修復事業やモニタリングを続け、石西礁湖自然再生協議会で情報共有・取り組みを検討するとしている。

調査地点(竹富島の南方)付近のサンゴの白化状況(環境省那覇自然環境事務所提供)

 調査地点35カ所の白化率の平均は89・6%。内訳では「全体が死亡」が5・4%、「全体が完全に白化」が24・2%、「一部白化・一部死亡・全体的に色が薄い」は60・0%だった。

 傾向として直径5センチ未満のミドリイシ類の小群体は大部分が白化していた一方、直径30センチ程度のクシハダミドリイシの群体は白化の程度が低かったという。

 調査は2005年から毎年実施。今年は高海水温による白化現象が予想されたため、全調査地点で15分間遊泳観察する「スポットチェック法」を追加した。期間は7月26日~8月17日。

 今年は6月ごろから30度以上の高水温が約2カ月余り続く。調査期間前半に調べた地点はその後も白化現象は進んでおり、白化率はさらに高い可能性もある。年内にも再調査する予定。