沖縄総合事務局運輸部は1日、離島地区のタクシー運賃を10月1日から値上げすると発表した。運賃改定申請のあった離島地区の26社・427台が対象。タクシー運転手の労働条件改善のため、運送収入の増加が必要と判断した。離島地区の運賃改定は2008年7月以来、8年ぶり。

現在の運賃と10月1日からの運賃

 運賃改定では、これまでの中型車、小型車の区分をなくし、普通車に統一。初乗り運賃(1・167キロメートル)を460円、加算運賃を341メートルごとに60円とした。

 中型車と比べると初乗りは同額、加算は10円安くなる。小型車は初乗り30円増、加算は同額。小型車が全体の9割を占めるため、実質値上げとなる。

 値上げにより、タクシー会社は6・06%の増収が見込まれる。運輸部は「収入に対する運転手の人件費の割合を維持した上で、健全な経営が成立する水準」としている。

 2月までに離島のタクシー会社から申請を受け付け、改定料金を審査していた。本島地区のタクシー運賃も引き上げが決まっており、タクシー会社や消費者、行政の代表らの審議を経て、11月にも適用される見通しとなっている。