【ルイス高江洲佳代子通信員】アトランタ沖縄県人会(金城由美子会長)の推薦でケイゴ・ロビンソンさん(16)が7月31日から8月6日まで、沖縄県内で「ウチナージュニアスタディー事業」に参加した。期間中、県内の中高校生らと北米、南米、アジアなどから海外10カ国21人の県系人子弟が沖縄を体験しながら、互いの国の文化や暮らしなどを教え合った。

一万人エイサーの演舞を終え、見守った親戚らと笑顔を見せるケイゴ・ロビンソンさん=那覇市

 参加者は移民の歴史や文化、社会、自然、沖縄史などを事前学習しツアーに臨んだ。沖縄では移民について学習したり、南部戦跡や県内の観光地などを見学。7日には全員がエイサーの衣装にパーランクーを持ち、国際通りで開かれた「第22回一万人のエイサー踊り隊」に出演。「ミルクムナリ」「イチャリバゆい」を披露、ホームステイの家族や親戚、知り合い、新しい友達も沿道で応援した。

 今回のツアーで多くを学んだケイゴさんは「民芸品作りやエコ体験もあり、ひめゆり学徒隊の話に胸を打たれた。キャンプファイアを囲み、ゲーム、フォークダンスで交流しながらみんなで作ったカレーと焼き肉の味がいい思い出になった。たくさんの友を得た」と満足げ。

 滞在中は与那原町の叔母米須周子さんの家にホームステイし、大勢の親戚に歓迎された。映画やスポーツ観戦、沖縄の食べ物に舌鼓を打ちながら充実した1週間を過ごしたケイゴさんは「早口の会話に少し戸惑ったが、日本語の勉強ができた。家族や沖縄の人々から愛情をたっぷり頂いた。おじさんとバスケ観戦した帰りは遅い時間だったけど、街全体の治安がいい雰囲気」と感想。「沖縄の人々は親切で優しく気配り上手。将来、沖縄をもっと勉強し、知識と語学力を仕事にも生かしたい」と夢を語った。

 母親で県人会副会長のかをりさんは「ケイゴは早く沖縄に帰りたいと言っている。空港に大勢が見送りに来てくれて感激した様子。今もSNSなどで仲間と毎日近況を伝えあっている。かけがえのない体験ができた。将来沖縄と海外の懸け橋になってくれるでしょう」と笑顔を見せていた。