【宮古島】宮古島への陸上自衛隊配備計画で、防衛省の若宮健嗣副大臣は2日午前、宮古島市役所に下地敏彦市長を訪ね、大福牧場への陸自配備を断念すると表明した。配備による地下水汚染の懸念が払拭(ふっしょく)できないことから、配備反対を打ち出した下地市長の意向を受け入れた。防衛省が大福牧場への配備断念を表明するのは初めて。

下地敏彦市長(右)に大福牧場への陸自配備断念と千代田カントリークラブへの施設配置案を伝える防衛省の若宮健嗣副大臣(左から2人目)=2日午前、宮古島市役所市長室

 若宮副大臣は南西諸島の防衛力強化の観点から、もう1カ所の予定地である千代田カントリークラブについては配備を進める方針を強調。警備部隊や地対艦誘導弾部隊、地対空誘導弾部隊を配置し、隊庁舎や宿舎のほか、車両整備場、給油所、倉庫、保管庫などを整備するとした。

 一方で、ヘリポートや誘導弾を保管する火薬庫を整備する計画はないとした。

 下地市長は「ヘリポートや弾薬庫などが一切ないと説明を受けた。安心している」とし、今後提示される配備計画について「関係法令の書類を提出していただければ速やかに処理したい」と話した。