【中部】元米兵らの米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバー8人が2日、嘉手納基地ゲート前の抗議行動に加わった。警備する基地従業員や基地内に向かって「ここは沖縄の人の土地であり、米軍の土地ではない」と呼び掛けた。米軍基地の存在そのものへの疑問と反対の意見が相次ぎ、嘉手納基地を含め県内の全基地を撤去すべきと訴えた。

VFPメンバーと共にゲート前で「We shall overcome(勝利の日まで)」を合唱する参加者=2日、沖縄市山内・嘉手納基地第5ゲート

 毎週金曜日の早朝に行われる嘉手納ゲート前での抗議行動は北谷町砂辺の第1ゲートで4月に始まり、7月からは計4カ所に拡大。VFPメンバーは6人が来沖し、嘉手納抗議に初めて参加した。沖縄市山内の第5ゲートでは日米の計40人が今後も連携して闘うことを確認した。

 VFP全国組織の理事であるタラク・キャウフさん(71)は「米軍は沖縄を守るために駐留するというが、完璧なうそ。多くの米国人は米政府が国外に基地を置くことを歓迎していない。米軍基地はなくす時期に来ている」と指摘した。

 アフガニスタンとイラクの戦争に従軍したウィル・グリフィンさん(31)は「世界各地に米軍基地があるが、それぞれ反対運動がある。沖縄の戦いは孤独ではない」と市民を激励した。