【多良間】琉球王国末期の1857年、多良間島の沖合で座礁、沈没したとされるオランダ商船「ファン・ボッセ号」の遺跡調査のため、オランダ文化遺産庁のマータイン・マンダース海事文化遺産局長ら4人が8月22日、来島した。11月に予定されている水中調査に向けた事前調整が目的。

 琉球大の池田栄史教授、九州国立博物館の佐々木蘭貞研究員、東海大の本村淳特任講師らも同行した。24日には村教委の文化財保護委員と今後の対応を協議。マンダース局長は「今年は日蘭友好条約が締結されて150年で、記念事業を日本で行う予定。ファン・ボッセ号が遭難した状況を調査したい」と報告した。

 昨年10月の調査では、磁器の皿、鉄製の箱などが発見されている。(長岡秀則通信員)