コンビニ大手のローソンは、ヘリオス酒造(名護市、松田亮社長)が保管していた15年物のウイスキー原酒を「暦(れき)15年」として全国で限定販売する。6日から予約を受け付ける。ヘリオス酒造は、ローソンでの販売を機にウイスキー製造を再開する。

ヘリオス酒造で15年間貯蔵されていた原酒を使ったウイスキー「暦15年」

 ヘリオス酒造は、復帰前からウイスキーを製造していた。地域ごとの特色あるウイスキーが人気となった地ウイスキーブームが起こった1980年代は製造も最盛期となり、県内外に出荷していたが、ブームが下火になったときに製造を休止した。

 ウイスキー原酒は2001年以降、古酒蔵に貯蔵されたままになっていた。オークたる九つに2千リットルが保管されていた。名護の水を使っており、スモーキーさもありながら、すっきりした飲み口が特徴という。

 国産の「ジャパニーズウイスキー」は、ハイボールやドラマの影響で、人気が高まっている。ウイスキーが熟成するには時間がかかるため、いま流通している国産ウイスキーの原酒は人気が出る前に造られた物が多く、品薄が続いている。

 ローソンとの商談で貯蔵ウイスキーが話題となり、希少性の高い商品として販売に至った。

 暦15年はピュアモルトウイスキーで500ミリリットル入り、8850円(税別)。200本限定で、予約を受けて11月に引き渡す。10月にはほかのウイスキーをブレンドした商品も販売する。

 ヘリオス酒造営業本部の松田あすか本部長は「当社の製品に興味を持ってもらえてうれしい。過去のノウハウを生かし、ウイスキー製造にも力を入れたい」と話した。