沖縄県うるま市高江洲の屋比久章さん(67)の自宅に、高さ3メートルを越す大きなパパイアの木が育っている。自然に芽を出したといい、ことし初めてなった実は30センチ以上のものが30個以上と豊作。「親戚に配って話のネタにしたい」と喜んでいる。

自宅の2階に届くほど大きなパパイアを育てた屋比久さん=うるま市高江洲

 屋比久さん宅の庭にパパイアが芽を出したのは昨年の夏頃。種をまいたわけではなく自然に芽を出したといい「鳥が種を運んできてくれたのだろうか」と不思議がる。

 趣味で農業をやっているが「これまで自分で植えたパパイアは全て『オス』。今回も期待していなかった」という。しかし小さな芽に愛着がわき、毎日草取りなどをして世話をした。昨年は強い台風が何度も襲来したため、バケツをかぶせて風をしのぎ、芽を守った。

 パパイアが急成長したのはことしに入ってから。毎日大きくなっているのが実感できるほどで、気がつけば3メートルを越えていた。ことしは台風が来ていないことも幸いしてか、一つ約2キロもある大きな実が30個以上もなった。

 大きなパパイアは近所でも話題で「どうやったらこんなに大きく育つの」と尋ねられることも多い。「こんなにたくさん、大きな実をつけてくれてうれしい。夫婦二人ではとても食べきれない」と楽しげに笑う。

 初めて収穫した実は調理師の妻妙子さん(65)がパパイアチャンプルーにする予定だという。「人との会話のきっかけにもなり、見ているだけでいい気分にさせてくれる。親戚にも幸せをお裾分けしたい」と話した。