うるま市喜仲の新崎正雄さん(74)が、独自の栽培方法で育てたグアバ(バンシルー)を「美ら乙女」と名付け、毎年約50キロをジャムにして友人や親戚に配っている。プランターに入れた苗木と地面に植えた苗木とを接ぎ木で増やす「バスケット接ぎ木」という方法を試行錯誤の上に考案。木の負担を少なくすることで、良質の果実ができるという。

自作のグアバでジャムをつくる新崎さん=うるま市喜仲

 新崎さんがグアバ栽培を始めたのは約40年前。肥料や農薬販売の仕事をしていたつながりで青年海外協力隊としてフィリピンに3年滞在し、その際に現地でグアバの作り方を学んだ。

 基本的な作り方を覚えたものの「もっとおいしく、たくさん実をつける方法はないか」と試行錯誤。考案した「バスケット接ぎ木」は、幹を傷つけて根を増やす「取り木」などの栽培法に比べ木の体力を奪わないため、いい実ができるのだという。

 そんなグアバは香りや色がよく、肉質がなめらかだと評判。自慢のグアバを友人や親戚にも食べてほしいと、30年前からジャムに加工して配るようになった。おいしいジャム作りのこつは、香りを飛ばさないよう火加減に注意すること。砂糖は控えめに、グアバの上品な甘みが引き立つように仕上げている。

 「ことしのジャムはまだ?」と催促されることもあり「おいしいといってもらえるとうれしくて。喜ぶ人の顔を想像すると、作っていて楽しい」と笑顔を見せた。新崎さんの連絡先は098(974)0926。

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自作のグアバでジャムをつくる新崎さん=うるま市喜仲