沖縄地方は8日、前線や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、前日に続き曇りや雨の天気となった。沖縄本島南部や離島では、9月の降水量として観測史上最大を記録した。風雨の影響で畑の作物が倒れたり、風にあおられ落実するなどの被害も出ている。大雨の影響で那覇市首里末吉町の安謝川護岸破損に伴う市道の崩落で通行止めになったほか、首里の石嶺団地前でも造成工事中の市道の一部の地盤がずれて、片側1車線が通行止めになるなど県内各地で影響が出た。

大雨の影響で崩壊した道路=8日午後1時分=那覇市首里石嶺町

 沖縄気象台によると、8日までに観測した72時間雨量は南城市玉城糸数で295・5ミリ、座間味村の慶良間空港で224・5ミリ、渡名喜村で80・5ミリで、それぞれ9月としては観測史上最大。那覇市では208・5ミリ、沖縄市では158・0ミリを観測した。

 気象台は那覇市や糸満市など11市町村に発表していた大雨警報を同日午後7時56分に解除し、大雨注意報に切り替えた。しかしこれまでに降った雨で地盤が緩んでいる所もあるとして、沖縄本島地方では9日の明け方まで土砂災害に注意が必要としている。

 県内の農家は、断続的に降り続く雨の影響を懸念している。

 9日の沖縄本島地方は前線や湿った空気の影響で、朝から昼すぎにかけて激しい雨が降る所がある。同日夕方には積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の恐れがあるとして気象台は注意を呼び掛けている。向こう1週間も曇りが多く、期間はじめは雨の降る所がある。