沖縄県南城市最後の公立保育所存続を訴える陳情を巡る発言で、大城悟市議会議長から呼び出され、説明を求められた竹千晶市社会福祉法人立保育園園長会会長は12日、正副議長室を訪ね「発言に議会や議員の面目を害する意図はありません」とする文書を手渡した。市議会は今後、全員協議会で対応を話し合う。

 面談後、竹会長は「呼び出された日以降、眠れない日もあった。子どもの健やかな育ちを求めて発言したことで、なぜ追い詰められないといけないのか。このような行為は今回で終わりにしてほしい」と話した。

 文書では、今後呼び出す場合には「呼び出しに応じないといけない法的根拠」を明らかにするよう要望。今回応じた理由は「文書で回答すると約束したため」と述べた。

 権力の市民監視を問題視する「監視社会ならん!市民ネット沖縄」の上江洲由美子代表世話人は「市民が行政や議会に発言することは表現の自由で、憲法でも認められている」と指摘。「一市民は弱い立場。権力側ともいえる議会の呼び出しに恐怖を感じることはあり得るし、市民の発言を萎縮させかねない」とした。