「THE BOOM」の元ボーカルの宮沢和史が取り組む沖縄民謡の音源保存活動を支援しようと、沖縄県文化振興会の平田大一会長を代表とする有志が「唄方プロジェクト」を発足させてCD製作費の寄付を募っている。平田代表は「沖縄の財産を残すため、浄財を寄せてもらいたい」と呼び掛ける。

沖縄民謡の保存活動に取り組む宮沢和史さん

支援を呼び掛ける「唄方プロジェクト」の平田大一代表(右)と写真家の桑村ヒロシ=那覇市・沖縄タイムス社

沖縄民謡の保存活動に取り組む宮沢和史さん 支援を呼び掛ける「唄方プロジェクト」の平田大一代表(右)と写真家の桑村ヒロシ=那覇市・沖縄タイムス社

 宮沢は2012年からスタジオ収録を開始。故登川誠仁や知名定男、古謝美佐子ら歌手約250人から269曲を録音した。245曲に絞り込み「音の教科書」として14枚組のCDボックスにする。宮沢執筆の140ページの「歌詞と解説書」付きの非売品となる。

 約750セット製作する予定で県内学校、図書館などに贈呈し、10月にある世界のウチナーンチュ大会で来県する海外県人会にも配布する。支援方法は1口2万5千円で、支援者にはCDボックス1セットを贈る。

 すでに県内外から約40口の申し出があるが、製作費をまかなうには計240口の支援が必要。平田代表は「市販品として売るなら5万円ほどの価値がある。宮沢さんが沖縄民謡への強い思いで動いており、市場に出さないので企業の支援はない。どうか協力してほしい」と語った。

 受け付けは同プロジェクト事務局(くるちの杜100年プロジェクト事務局内)、090(2961)9634。