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  • 那覇市がふるさと納税の返礼品として旅行クーポンを採用
  • 宿泊のみと航空券付きの2種類で、どちらも市内に最低1泊が条件
  • 飲食費や交通費、土産物費など経済波及効果が期待される

 ふるさと納税の返礼品として旅行クーポンが好評だ。那覇市では4~8月、全体の寄付額のうち60%相当、件数で16%相当が旅行クーポンに引き替えられた。この期間の寄付額の実績は、2015年度1年間の2・3倍になった。同市にとっては、マンゴーやアグー豚、パインといった農水産物の特典と違い、市内で最低1泊してもらうことで経済効果の広がりが期待できるのが特徴。旅行を通じて地域への愛着が深まり、寄付の増額やリピート率アップが狙えるという。旅行クーポンは9月から糸満市でも始まっており、10月中旬には宮古島市にも導入される。(政経部・平島夏実)

旅行クーポンをPRする那覇市の「ふるさとづくり寄付金記念品カタログ」

那覇市ふるさとづくり寄付金(ふるさと納税)の実績

旅行クーポンをPRする那覇市の「ふるさとづくり寄付金記念品カタログ」 那覇市ふるさとづくり寄付金(ふるさと納税)の実績

 寄付額に応じてたまるポイントを旅行クーポンに引き替えられる仕組みは2014年、JTB西日本が始めた。現在、全国約100カ所の自治体で採用されており、県内では、ことし4月に那覇市で初めて始まった。市内24ホテルで使える宿泊のみのタイプと航空券付きのタイプがあり、どちらも同市内に最低1泊することが条件となっている。

 ふるさと納税の返礼品は全国的に農水産物が人気だが、那覇市独自の生産・加工物は少ない。同市は、全国的なふるさと納税人気を取り込みつつ「還元率が過剰にならないように」との総務省の通達を守ろうと検討し、旅行クーポンの採用を決めたという。