沖縄県民らの募金で渡米し、2月に心臓移植手術が成功した浦添市の翁長希羽(のあ)ちゃん(2)を支援する「のあちゃんを救う会」は15日、県庁で会見を開き、希羽ちゃんが両親と一緒に20日に帰国すると発表した。これまでに集まった寄付金のうち、目標額を超えた余剰金の中から3396万6463円を「ひまりちゃんを救う会」に寄付したことも報告した。

自宅近くの公園でブランコに乗って遊ぶ翁長希羽ちゃん=8月20日、ニューヨーク市内(のあちゃんを救う会提供)

翁長希羽ちゃんの帰国と「ひまりちゃんを救う会」への寄付を報告した「のあちゃんを救う会」の平良誠共同代表(中央)=15日、県庁

自宅近くの公園でブランコに乗って遊ぶ翁長希羽ちゃん=8月20日、ニューヨーク市内(のあちゃんを救う会提供) 翁長希羽ちゃんの帰国と「ひまりちゃんを救う会」への寄付を報告した「のあちゃんを救う会」の平良誠共同代表(中央)=15日、県庁

 救う会によると、希羽ちゃんは現在ニューヨーク市内のアパートで生活しており、近くの公園で遊べるまでに回復しているという。術後の経過も順調で、米国の医者から帰国の許可が出たことから、20日に父司さん(40)、母涼子さん(42)と一緒に帰国する。

 帰国後は、大阪府の国立循環器病研究センター病院に通院するため、府内で生活する。沖縄に戻る時期は今後検討するという。

 両親は「1年前は先の見えない不安な日々を過ごしていたが、今、笑顔の娘を抱きしめることができるのは本当に夢のよう。ご支援をいただいた皆さまに本当に感謝している」とのコメントを寄せた。

 「のあちゃんを救う会」は、寄付金の目標額3億2千万円を超えた余剰金6396万6463円について「ひまりちゃんを救う会」に寄付したほか、静岡県在住の岩倉花愛ちゃん(8カ月)の支援団体「はなちゃんを救う会」に3千万円を贈った。

 「ひまりちゃんを救う会」の津波成将共同代表は、多額の寄付に驚き「感謝の気持ちでいっぱい。心臓移植実現に向けてさらに取り組んでいきたい」と話した。

 救う会によると15日現在、1億9192万円の寄付が寄せられているが、森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1歳8カ月)が11月中に手術を受けるためには、今月中に前払い金2億1300万円を支払う必要があり、約2108万円が不足している。

 寄付の問い合わせは事務局、電話070(5699)5715。