【与那国】非常に強い台風16号が接近中の与那国町は17日、大荒れの天気に見舞われ、島の半分の世帯が停電となり、島民は自宅や避難所で台風が過ぎるのを待った。

停電中の避難所で台風が過ぎるのを待つ島民=17日午前9時16分、与那国町祖納地区の保健センター

 午前10時6分ごろ、最大瞬間風速66・8メートルを記録し、島内の919世帯のうち550世帯が停電。島に2カ所設置された避難所には6世帯7人が避難していた。

 同町祖納地区に設けられた避難所には6人が避難。停電の中、台風が過ぎるのを待つ女性(83)は「1人暮らしなので、台風の時は家にいるのが怖い。どこも被害がなければいいけど」と不安げな表情。カフェを営む男性(40)は「家の中が雨漏りしてきたので避難してきた。車もひっくり返りそうなくらい強い風で驚いている。できる限りの台風対策はしてきたけど、どうなるかわからない」と肩を落とした。

 台風16号の影響で、船の便は石垣島と周辺離島を結ぶ航路を中心に269便が欠航した。

 昨年9月に同町を襲った台風21は最大瞬間風速81・1メートルを記録し、家屋倒壊や窓ガラスが割れるなど279世帯が被害に遭った。