【与那国で山田優介】非常に強い台風16号の通過から一夜明けた18日、最大瞬間風速66・8メートルを記録し、電柱や樹木が倒れた沖縄県与那国町では、66戸(公営住宅は含まず)で窓ガラスが割れるなどの被害が明らかになった。島民らは朝から片付けに追われた。

強風で傾いた電柱の復旧作業にあたる作業員=18日午前10時48分、与那国町久部良集落(山田優介撮影)

強風で傾いた電柱の復旧作業にあたる作業員=18日午前10時48分、与那国町久部良集落(山田優介撮影)

 同町久部良にあるスナックでは飛んできたトタン屋根で窓ガラスが割れ、店内は水浸し状態。カウンターやカラオケ機材もぬれ、従業員らが朝から椅子や床を掃除した。

 店主の米城沙織さん(32)は「5月ごろに買い替えたスピーカーもぬれて使えないかも。電気は復旧したけど営業再開のめどが立たない」と肩を落とした。

 沖縄電力によると、18日午前10時時点で与那国町の10世帯で続いていた停電は、同日午前10時58分までに復旧した。

海・空188便欠航

 強い台風16号は18日、東シナ海を北東に進んだ。20日には九州を中心とする西日本にかなり接近し、上陸する恐れもある。県内では台風の影響で海や空の便が欠航するなど影響が出た。

 沖縄旅客船協会によると18日は本島や宮古、石垣と周辺離島を結ぶ186便がが欠航した。空の便は琉球エアーコミューターが2便欠航し、79人に影響が出た。