4月の那覇市議会臨時会の議事録で、市長発言の一部が議会の許可を得ないまま削除された問題を受け、議会運営委員会の渡久地政作委員長は20日、9月定例会本会議で調査結果を中間報告した。14日から参考人聴取したが、誰が指示し、なぜ削除されたか依然明らかになっていない。金城徹議長の辞任を巡る混乱が続く市議会だが、原因究明のめどは立たない。

 中間報告は、関与を否定した金城議長や城間幹子市長、久高将光副市長に加え、「削除の経緯を記憶している者がいない」とした市議会事務局の発言内容を基にした経緯を羅列するにとどめた。最終報告に向け、さらなる参考人聴取や再発防止策の検討を挙げている。

 議事録の初稿にあったはずの市長発言は、事務局が2度校正作業した最終稿で消えていた。報告では、製本納品後、語句修正などの校正の指示を入れた初稿と同時に調整点検表も廃棄したため「校正の担当職員を確認できない」とした事務局の証言内容も記している。

 20日の議運で、初稿や最終稿を仕上げる速記業者の担当者は「具体的な記憶はないが、明確に削除指示がなければ(業者の判断で)削除することはあり得ない」とし、関与を否定した。