糸満市の観光農園「うちなーファーム」(清川浩志社長)とパッションフルーツ農家でつくる「南時計草の会」が糸満産の同青果のブランド化に向け、ワインの原料などで連携を強めている。旧糸満観光農園の倒産後、事業を継いだ同社が一定量の買い取りなどで農家を支え、安定生産できる体制を整備した。2017年は前年比33%増の生産量12トンを目指す。今年8月、同社製パッションフルーツワインが国際コンクールで銅賞受賞。協力関係が実を結びつつある。(政経部・又吉嘉例)

パッションフルーツの生産拡大とブランド化に向けて意欲を燃やす「南時計草の会」のメンバー=16日、糸満市摩文仁・うちなーファーム

うちなーファーム製パッションフルーツワイン(同社提供)

パッションフルーツの生産拡大とブランド化に向けて意欲を燃やす「南時計草の会」のメンバー=16日、糸満市摩文仁・うちなーファーム うちなーファーム製パッションフルーツワイン(同社提供)

 同会は第三セクター当時の観光農園内で栽培していた6人が13年5月、研究会として設立。会名はパッションフルーツの和名(クダモノトケイソウ)から付けた。肥料のやり方など栽培方法について随時、意見交換している。

 青果栽培には繊細さが必要となる。同会の大城清宜さんは「どのフルーツも一緒だが、色や外観がより重視される」。日焼けや病害虫を防ぐため数万個の実に袋がけするなど、細かい作業が高品質な果実の安定生産につながるという。