フィリピンで1年間、武者修行し、腕を磨いた中学生のサウスポーボクサーがいる。大阪府出身の成上聖斗(13)=沖縄カトリック中2年。8月の全日本アンダージュニア決定戦36キロ級では、左ストレートを武器に3回TKOで優勝するなど実力は折り紙付きだ。

サンドバッグを打ち込む成上聖斗=中城村・琉豊ボクシングスタジオ

 小2の時、大阪の井岡ジムで現世界ボクシング機構(WBO)世界バンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)にミットを受けてもらったことがきっかけで、ボクサーの道に進んだ。

 小4の2012年夏、タパレスに会いにセブ島のジムを訪れ、練習環境に引かれた。翌2月に移住し、小5から現地のインターナショナルスクールに通いながら競技に打ち込んだ。

 週に1度はジム主催の大会に出場した。「当日計量がなく、いきなりでかい選手が来たりと何でもありだった」という。「パンチも強く、ガードしても吹っ飛ばされてしまう。めちゃめちゃ鍛えられた」。タフな環境でスピードやパンチ力が磨かれた。