沖縄ファミリーマート(野﨑真人社長)は、台湾ファミリーマートで沖縄県内イベントのチケットを売り出している。4月に宜野湾市であった花火大会の琉球海炎祭は販売期間1カ月で目標100枚を上回る493枚を販売。3千店舗に上る台湾ファミマの情報発信力を生かし、県内観光施設の入場券などに取り扱いを広げ、観光誘客にもつなげる考えだ。(政経部・照屋剛志)

沖縄のイベントチケットを販売する台湾ファミリマート店内のファミポート=台北市

 チケットはファミリマート店内に設置されている情報端末機「ファミポート」で販売している。

 台湾からの観光客が年々増え続ける中、沖縄ファミマから台湾ファミマに提案し、昨年12月に西原町で開かれた音楽花火フェスティバルのチケットを初めて販売。販売枚数は62枚にとどまったが、小林健祐商品部長は「PRしていないのに沖縄のイベントチケットが売れたことが驚きだった。やり方次第で売れると思った」という。

 琉球海炎祭は台湾ファミマ店内にポスターを掲示し、SNSでも情報を発信。予想以上の売り上げにつながった。

 小林部長は「コストもほとんどかからず、成果を出せた。商品の幅を広げれば、さらに伸びるだろう」とする。

 台湾に3千店以上あるファミマで沖縄のイベントをPRすることで、観光誘客も期待できる。購入する客層は台湾ファミマを使い慣れているため、沖縄でもファミマの利用が多いといい、囲い込みにもつながっているとみる。

 今後は沖縄ファミマで売っている県内観光施設の入場券などにも取り扱いを広げ、利便性を高めていく方針だ。

 沖縄ファミマと台湾ファミマは、2014年に沖縄明治乳業と新たに開発したアイス2種類を両社で販売。オリオンビールの台湾ブランドを開発し、台湾全土で売り出すなど協力を続けている。

 小林部長は「今後も新たな商品やサービスの開発などで協力し、沖縄と台湾の発展につなげていきたい」と話した。