米海兵隊の戦闘攻撃機AV8Bハリアーの墜落から一夜明けた23日、沖縄県庁で安慶田光男副知事から抗議を受けた外務省の川田司沖縄担当大使は、「二度と起きないよう努力したい」などと従来通りのコメントを繰り返した。再発防止への道筋が見えないまま面談はわずか4分半で終わった。

米海兵隊のハリアー戦闘機の墜落事故を受けて、川田司外務省沖縄担当大使(中央)と中嶋浩一郎沖縄防衛局長(右)に抗議する安慶田光男副知事=沖縄県庁

 険しい表情で川田大使らが待つ応接室に入った安慶田副知事。強い口調で抗議文を読み上げると、「県民が基地負担をいかに過重に抱えているのか一目瞭然だと思う」「県民の不安を一日も早く解消して」などとまくし立てた。

 川田大使は落ち着いた様子で「政府としても再発防止、原因の徹底究明について(米側に)強く要請したところ」などと型通りの答弁に終始。続いて中嶋浩一郎沖縄防衛局長が「あのー」と話を切り出そうとしたが、不快そうに聞いていた副知事がそれを遮り、「重ねて皆さまからも(米側に)強く要請して」と言い、場を切り上げた。