【仲地清通信員】台湾の花連市松園街の小高い丘で、ひときわ目立っていた樹齢100年クラスの琉球松群が年々減少しており、訪れる市民や観光客が「何か良策はないものか」と心配している。

多くの琉球松が立ち並び、台湾の観光スポットとなっている松園別館

 日本の台湾統治時代、台湾に林業を広めようと自然環境や土質が似ている沖縄から塩害と風に強い琉球松の幼木を移入し、花蓮市の小高い丘、海岸沿いに植林した。海岸沿いでは根付かなかったものの、小高い丘では樹齢100年の古木に育ち、約100本が残った。

 現在、一帯は花蓮市が売り込む観光スポットとなり、中国から観光客、地元の若い人々のデートの場所になっている。琉球松群は遺跡と一体となって静かな雰囲気を醸しだし、多くの人々が好んで訪れる。

 琉球松をバックに結婚式の記念撮影をする場所にもなっており、見学に訪れた台北大学教授の陳志華さんは「琉球松は美しい。歴史がある。ぜひ残してほしい」と話す。