1910年ごろにハワイ移民した親族の墓地が分からず、墓参りができずにいた沖縄県浦添市伊祖のそば屋「高江洲そば」の経営者、高江洲福枝さん(68)が、沖縄ハワイ協会(高山朝光会長)らの協力を得て、墓地の場所をハワイ州ヒロ市の「アラエ墓地」と特定した。福枝さんは妹2人とともに23日、現地に向け出発。24日(ハワイ時間)、3世の親族と面会し、墓前で手を合わせた。

ハワイに移民した親族の墓前に手を合わせる高江洲福枝さん=ハワイ州ヒロ市

墓参りと親族との出会いを心待ちにする高江洲福枝さん(前列中央)と、ハワイとの橋渡し役を担った沖縄ハワイ協会の高山朝光会長(同右)ら=22日、浦添市伊祖

ハワイに移民した親族の墓前に手を合わせる高江洲福枝さん=ハワイ州ヒロ市 墓参りと親族との出会いを心待ちにする高江洲福枝さん(前列中央)と、ハワイとの橋渡し役を担った沖縄ハワイ協会の高山朝光会長(同右)ら=22日、浦添市伊祖

 2年前に他界した夫・清仁さんの大叔父にあたる嘉真さんと仁王さんが100年以上前に移民。2人の一族の墓が写る写真が残っており、場所はハワイであることは分かっていた。しかし、現地の親族と連絡が取れず、墓地の詳しい場所が分からなかった。

 「沖縄戦で高江洲の家族7人が犠牲になった。沖縄にも子孫が残っていると墓前に手を合わせ、報告したい」。福枝さんは十数年前から思いを募らせていた。