沖縄ツーリスト(東良和会長)のOTSレンタカーは、ボンネットが大破した事故車を豊見城市の同社臨空豊崎営業所で展示している。レンタカーの利用者に交通事故の怖さを再認識してもらう狙いがある。

展示された事故車両を囲む「OTSレンタカー交通事故防止運動キックオフ大会」の参加者ら=26日、同社の臨空豊崎営業所

 同社によると、利用者の約7割が外国人観光客。外国人向けの貸出件数はことし1年間で10万件を超えると見込まれている。事故率は4%で国内客の約4倍。台湾や韓国では右側通行のため沖縄で運転すると左側へ寄りすぎ、路肩に止まっている車両に接触する事故が目立つという。

 同社の中村靖常務によると、事故車の展示は運転手の不安をあおるのではないかとの懸念もあったが、外国人客は事故車内のエアバッグをのぞき込んだり、写真を撮ったりして関心を持っているという。

 同社は「外国の方が運転しています」とのステッカーを導入しているほか、衝突防止関連装置や車線はみ出しアラーム、ドライブレコーダーを備えた車両への切り替えを約2億円かけて進めている。

 展示している車両はことし6月、宮古島市内でトラックと衝突した。運転手は韓国から来た観光客。赤信号を見落としたまま交差点に入ったという。