沖縄県嘉手納町議会(徳里直樹議長)は28日午前の本会議で、米海兵隊の戦闘攻撃機AV8Bハリアー墜落事故に対する抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。事故原因の徹底究明と速やかな公表、原因が究明されるまでの同型機の一切の飛行中止、ハリアーを含む外来機の飛来と訓練禁止を求めている。

嘉手納基地

ハリアー墜落事故に対する意見書案を全会一致で可決する嘉手納町議会=28日午前10時15分

嘉手納基地 ハリアー墜落事故に対する意見書案を全会一致で可決する嘉手納町議会=28日午前10時15分

 決議と意見書は、沖縄県内での同型機の事故が復帰後19回、墜落は他の機種を含め46回発生していると指摘。多くが嘉手納基地に関連していることを踏まえ「世界で最も危険な米軍基地であることを如実に示す」とした。

 町議会が事故のたびに日米両政府の関係機関に抗議しているが、墜落事故が繰り返されることにも言及。「一向に改善されないままであり、理不尽な姿勢に激しい憤りを禁じ得ない」と、日米両政府が実行性ある再発防止策をとらないことを批判した。

 町議会の代表は沖縄防衛局に28日午後4時、外務省沖縄事務所には10月3日午前11時に訪れ、抗議決議と意見書を手交する。