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  • 沖縄の死亡順位は肺がんが1位。大多数は男性で70%は喫煙が原因
  • 大腸など多くのがんのほか、心疾患や脳卒中、糖尿病にも喫煙が関与
  • 乳幼児突然死、小児白血病、ぜんそく、乳がんも受動喫煙により発症

 沖縄は長寿王国と、かつて県民誰もが胸を張っていたのが、男性の平均寿命は1990年に全国5位に後退、2000年26位、10年は30位と大きく転落、女性も3位とそれまでの首位を明け渡しています。

 本県の死亡順位(14年)は悪性疾患、心疾患、肺炎、脳血管疾患と続きます。第1位の悪性疾患のうち、トップは肺がんで、次いで、大腸がん、胃がん、肝がん、膵(すい)がんです。肺がんは悪性疾患死亡のうち22%と2位の大腸がん15%をおおきく引き離しダントツです。肺がん死亡の大多数は男性ですが、その70%が喫煙によるものです。

 2位の大腸がんも国際がん研究機関(IARC)で喫煙との関連が確実とされています。胃がん、肝がん、膵がんも確実に喫煙と関連付けられています。

 その他、ぼうこうがん、咽喉頭がん、食道がん、子宮頚(けい)がん、副鼻腔(ふくびくう)がん、等々多くのがんの発生に喫煙が関与しています。近年増加してきているCOPD(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患=肺気腫、慢性気管支炎)、それに結核、糖尿病も喫煙と明らかに関連しています。

 先に述べた本県の平均寿命低下の最たる原因は心臓や脳の血管病変による循環系の疾患とされています。この循環系の病気は食事や運動不足の他、喫煙も大きな原因となります。喫煙者の心疾患による死亡は1日20本喫煙で4倍強、20本以上だと7倍強も死亡率が上がります。