東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設の抗議行動中に機動隊が市民を工事用ロープで拘束し、斜面から引き上げたことについて、県警の池田克史本部長は「命綱の代わりにロープを腰などに結び付けた。災害救助をする形」との認識を示した。29日の県議会9月定例会一般質問で花城大輔氏(沖縄・自民)に答えた。

米軍北部訓練場内での抗議行動で、警察官にロープで縛られ引き上げられる市民(中央)=28日(提供)

 池田本部長は「伐採された木が落ちる谷底に約30人がいた。危ないから移動を求めたが動かず、1人につき5、6人で斜面の上に引っ張り上げた」と説明。「命綱を使ったのは3人。刑事特別法に違反して(訓練場内に)侵入しており、そういう行為はやめてほしい」と述べた。

 一方、ロープで縛られ、腹部にあざができた20代女性は「笑いながら無理やりくくりつけられて、ばかにされた感じだった。これが災害救助なわけがない」と強引な手法を批判した。

 機動隊員に胸部をロープで縛られ5~6人がかりで移動させられた72歳女性は「食い込んだ痛みと屈辱感があった。自治権を無視された強行を止めるため精いっぱい行動したい」と、29日も抗議に加わった。